国内の金（ゴールド）価格が最高値を更新した。指標となる地金商最大手の田中貴金属工業が5日午後2時に公表した小売価格は、前日比38円（0.2%）高い1グラム1万8722円だった。前週末から1週間で913円と大きく上昇した。買い取り価格は同37円（0.2%）高の1万8530円だった。
日本貴金属マーケット協会の池水雄一代表理事は「前日に一部の投資家が利益確定の動きを見せたものの、金価格が下がった場面で押し目買いが入った」と指摘する。金価格の国際指標となるニューヨーク先物（中心限月）は4日の取引で7営業日ぶりに反落していた。5日のアジア時間にでは再び金に買いが入り、1トロイオンス3600ドル台と最高値圏で推移している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB055LT0V00C25A9000000/
