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2020年9月30日
北米南米
ISRI 2020秋スポットライトシリーズ; 電子機器のリサイクルの変化

パンデミックを受けてリサイクルの業界が進化している一方、在宅勤務を実施する企業が増えているため、電子機器のリサイクルに大きな影響が受けている。

 

電子産業において、過去6カ月間にわたってCOVID-19は大きな影響を与え、それらの影響がいつまで続くかは判断が難しいと。

 

COVID-19により、クラウドスペースの拡大に対する需要が大きくなっている。 Netflix、Zoom、Dropboxなどのオンラインリソースの使用が増加したため、企業はデータセンターの拡張を余儀なくされている。Sims Lifecycle Servicesの販売およびマーケティング担当バイスプレジデント、Sean Magannは「デスクトップに搭載されているハードウェアが増えたら、作業の量が低下する。以前はオフィスでデスクトップしか使用していなかった従業員が、今は自宅にノートパソコンを必要としている。家族と自宅でコンピュータを共有していたが、今はそれぞれの生徒がオンライン教育を受ける必要があるため。」と述べた。

 

パンデミックは世界的な問題だが、サプライチェーンに影響を与えるのは世界的な問題だけではない。

コンシューマーテクノロジー協会の環境担当バイスプレジデントのWalter Alcornは「中国はエレクトロニクス産業のサプライチェーンが存在する主要な供給国だ。」と述べた。

また「財貨と製品のグローバル化は数十年前から続いているが、サービスのグローバル化が追いつくと予想している。それは先進国に大きい経済的な圧力になる。サプライチェーンがいつ正常に戻るかは未知数だが、電子機器のリサイクル業界は適応し続ける必要がある。エレクトロニクス製品のサプライチェーンにとって認識すべき重要なことは、市場の競争は非常に激しく状況は常に変化していることだ。電子部品メーカーやサプライヤが米国に戻ってくることはあまりない。」と述べた。

 

URL: https://www.recyclingtoday.com/article/isri-eletronics-spotlight-webinar-covid-19/