非鉄市場、2026年は激動のスタート
2026年1月20日付の「Recycling Today」の報道によると、年初からの非鉄金属市場は、銅やアルミニウムを中心に激しい価格変動に見舞われている。
銅相場は1月第2週に過去最高値圏へ迫る急騰を見せたものの、その後は反落するなど極めて不安定な展開だ。
米国中西部に拠点を置くリサイクル企業の幹部は、昨年の大幅な価格変動とロンドン金属取引所(LME)およびCOMEX間の価格乖離について言及しており、
その背景には2023年導入の米国通商拡大法232条(セクション232)に基づく関税措置が深く影響していると分析している。
現在、リサイクル用銅の価格は総じて高値で推移しており、1月の記録的な暖冬も相まって、原料の流入量は2025年を上回るペースで増加する見通しだが、今後の厳しい寒波が材料集荷の足かせになる懸念も拭えない。
また、高品質な銅スクラップに対する海外需要は依然として旺盛で、日本や韓国、インド向けへの輸出が例年になく活発化している。
一方で、アルミニウム市場では一次材とスクラップの価格乖離という構造的な課題が鮮明になっている。
米国がロシア産地金に対して維持している高率関税に加え、昨年発動された50%の追加関税措置の影響で、中西部プレミアムは継続的に上昇し、一次材価格の高騰を招いている。
これに対し、スクラップアルミニウムは供給過剰の状態にあり、価格は低迷または横ばいという対照的な状況が続いている。
総じて、2026年初頭の非鉄市場は、高いボラティリティに加えて通商政策による歪みが複雑に絡み合っており、リサイクル業者にとっては先行きの極めて不透明な相場環境となっている。
URL: https://www.recyclingtoday.com/news/nonferrous-markets-start-2026-in-dramatic-fashion/?utm_source
