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2020年8月25日
北米南米
Microsoft社、新しいリサイクル及び持続可能性目標を発表

ワシントン州レドモンドにあるMicrosoft社は、2030年までに直接事業、製品、包装においての廃棄物をゼロにする計画を発表した。当社は廃棄物の発生に対処するために固形物、堆肥、電子機器、建設·解体、有害廃棄物を再利用、リサイクルする際に発生する廃棄物とほぼ同じ量の廃棄物を削減する計画だと。

Microsoft社 のニュースリリースによると、「少なくとも 90% の固形廃棄物を自社のキャンパスおよびデータセンターから廃棄し、100% リサイクル可能な表面デバイスを製造し、100% リサイクル可能な梱包材 (OECD、経済協力開発機構)を使用、そしてすべてのプロジェクトにおいて、建設廃棄物と解体廃棄物の少なくとも75%の転換を達成することを目指している。この作業は2008 年に開始された継続的な廃棄物削減努力の上に成り立っている。その結果、Puget Sound Campus と、ボイドン、バージニア、ダブリンのデータセンターで廃棄物ゼロ認定を取得した。」という。

・新しい円形の中心

「Microsoft社のクラウド・サービスに対して需要を満たすためには、データセンターの設置面積およびMicrosoft社を支える300万台のサーバと関連しハードウェアを拡大する必要がある。サーバの平均寿命は 5 年で、世界中で深刻化する電子廃棄物問題の一因になっている。」という。この課題に解決するため、Microsoft社はサーバとハードウェアを再利用およびリサイクルするための「史上初の Microsoft 循環センター」を構築していると報告した。

当社によると、これらのセンターは新しい主要なデータセンターのキャンパスと地域に設置されるという。

またMicrosoft社は「機械学習を通じて使用中止になったサーバとハードウェアを現場で処理する。私たちは私たち、顧客、そして販売者が再利用し、リサイクルすることができる部品を分類する。再利用、分解、再組み立て、リサイクルに関する知識を設計およびサプライチェーンチームとともに活用し、次世代の機器の持続可能性を向上させる。アムステルダムにあるMicrosoft Circular Centerのパイロット試験によって、データセンターのダウンタイムが短縮され、社内での再利用とサプライヤによる買い戻しのためのサーバ部品とネットワーク部品の可用性が向上した。 また、サーバとハードウェアを処理施設に輸送するコストを削減し、二酸化炭素排出量を削減した。Microsoft Circular Centerは、2025年までに当社のサーバとコンポーネントの再利用を最大90 %増加させると予測されている」と発表した。

(中略)

・使い捨てプラスチックの排除

Microsoft社は使い捨てプラスチックの課題も解決する必要があると報告している。当社は2025年までにすべてのMicrosoftの一次製品とデータセンター内のプラスチックをビジネスツービジネスパッケージから排除する予定だと。これにはプラスチックフィルム、一次製品パッケージ、およびIT資産パッケージが含まれる。

URL:https://www.recyclingtoday.com/article/microsoft-announces-recycling-sustainability-goals-invests-closed-loop/